私(本山さん)は最近、
読み始めると、すぐにあくびが出て眠くなってしまうのです。
それでもこらえて読み続けると、我慢の限界が来て、
以前は、少々分厚い本でも１日で読みきっていたのですが、
やっぱり歳をとって集中力がなくなったのかなあ・・・、
ところが、📕『天を味方につける生き方』（山納銀之輔著、
話が面白くて、夢中になってあっという間に読んでしまいました。
普通の本に比べて文字数が少ないという点もありますが、
本を読んでいる最中に、「あれっ、あと半分しかない、
こんなことは今までなかったことです。
たしかに歳をとって集中力が落ちたこともありますが、
今回は、山納銀之輔（さんのうぎんのすけ）
いろいろと気づく点があったのですが、まず「食」
夕食に出てきたのが、なんとトウモロコシ６粒だったといいます。
もちろん何の調理もしていない、
そんな成人男性に、夕食として６粒のトウコロコシを出して、「
銀之輔さんも、これが本当に夕食だったら脱走だ！ と思ったそうです。
では、衝撃的なトウモロコシ６粒の夕食の話です。
・・・＜『天を味方につける生き方』、ｐ１２２～
６粒のトウモロコシ
ここで衝撃的な出来事がありました。
さっきの写真のように草がちょっとだけ生えている砂漠地帯に、
そのドライフラワー売り場で売っているような小さなかたいトウモ
「きれいだね」と言ったら「食え」と言う。「生で？」
着いた日にこれだったら、すぐに脱走だよと思ったら、
それを１粒口に入れた瞬間に、
「何これ？」
胃で消化して、腸から吸収されてないですよ。
これが生命エネルギーなんだなと思いました。
結局、ビタミンとか栄養学とか関係なくて、
このアメリカ先住民の村の人たちは、
だってこれを食べているんだもんね。すご過ぎて、
そこの村で２週間暮らしました。病院も薬局もないのに、
怪我もすぐに治るし、誰も病気にならない。
俺はその頃、マクロビオティックというのをやっていたんです。
きっとこうあるべきだ、
体が喜ぶのではなくて、
でもこの村に行って、
だってみんな、すごく元気で幸せそうなんだもん。
結局、この人たちが食べていたのは、今、
なんで毎日、食べ物が手に入るのか。聖地があるんです。
砂漠の中にちょっとした丘みたいなところがあって、
森になっていて、そこに入ったら、見えない線があって「あっ、
そこに行くと、その日食べる分が絶対に手に入る。ウサギとか、
いろいろなものが絶対に手に入るんです。神様がいるからとか、
そのときに、「行くぞ」と男たちが言うので、
捷毛が長くて二重瞼で可愛いなと俺は思ったけど、「授かった」
お礼を言って、感謝をして、そのお母さんは生き延びるんです。
これはスゲエなと思いました。でも、
ほかにもそういう人がいるんじゃないかと後からいろいろ考えたら
いつからどの境目でその能力がなくなるのか。
アメリカ先住民の人たちにお世話になったから、「
トウモロコシ、小さいじゃない。
「教えたいよ、お礼だから」と言うと、「じゃ、一応、
通訳の人が「こういうふうに畑を耕したら、
耕したら、
学校も本もないところで、よく知っているなとびっくりして、
「じゃ、何でやらないの」
「じゃ、何でやらないの」
「じゃ、逆に聞くけど、
おまえは俺たちと２週間暮らして、
何にも言えなくなったね。そういえば、何でだっけと思った。
全然お礼にもなってないよね。
「もし耕したら、でっかくなる。でも、今年はそうだとしても、
日本人はそこで、多分お金を使うでしょうね。
何のためにいっぱいため込むのか、
・・・＜抜粋終了＞・・・
すごいです！
大の男が、
トウモロコシ１粒を口に入れた瞬間、「
トウモロコシの粒に含まれた何か、
不食の人は空気中のプラーナを体内に摂り入れているという話を聞
それとも私の知らない大地のエネルギーのようなものでしょうか。
私はぜひ、このトウモロコシの粒を食べてみたいと思いました。
銀之輔さんによると、
銀之輔さんがホームレスとなり、
・・・＜『天を味方につける生き方』、ｐ１７６～
乙事主（おつことぬし）の魂を授かる
狩猟採集生活の中で、イノシシもさばけるようになりました。
乙事主（おつことぬし）の魂を授かる
狩猟採集生活の中で、イノシシもさばけるようになりました。
食うものがないから、
ものすごい恐怖です。生と死の向き合い。
新聞に年に１回ぐらい、
俺は銃とかは使わないから、槍で心臓を刺す。
だけど乙事主は、しばらくしたら、キョトンと治っちゃった。「
だけどここまで怪我をさせたから、
そうしたら今度は、全く暴れずにジーッと俺の目を見る。
そこから１５分間見詰め合った。絶対に目を離せない。「
恨みとか恐れはありません。死ぬのが怖いとも思ってない。
１５分間、死ぬまでずっと、１秒も目を離さない。そして、
死んだ後、まだ温かいうちにさばくんですね。
何だろうと思ったら、これが１回目の心臓の穴を塞いでいた。
野生に帰ったら病気にならないのがわかる。
一口、口に入れた瞬間に、
そのときに完全にイノシシの魂を授かったと思いました。
・・・＜抜粋終了＞・・・
そうでしょう、そうでしょう！
そんなトウモロコシやイノシシを食べている銀之輔さんは、
今でこそ健康そうな銀之輔さんですが、
日本では施設に入居している寝たきり老人が３００万人いると聞い
自宅で寝たきりになっている人を含めれば、
それは、ちょっと具合が悪いと市販の薬を飲み、
その辺を銀之輔さんは指摘しています。
そこのじいちゃんは家に帰って、
ワインを飲みながらパスタを食べるのが日課なんです。
だけど１０人にひとりが１００歳を超えていて、
日本人は、どこか間違っていませんか。毎日おしゃれして、
日本は「これを食ったらいい」、「こうしなきゃダメだ」、「
この後、俺は中国の巴馬（バーマ）というところに行きました。
でっかい川がある村で、ガソリンも何もないところで、
そこは世界５大長寿村のひとつで、
１００歳超えても山や畑や手仕事など現役で働いている。
そうです、病院と薬局が病気をつくっているに違いありません！
だから日本人は、薬漬け、病院漬けで不健康になり、
最後に、銀之輔さんの食に関する総括を見てみましょう。
うんまくて懐かしくて嬉しかった。これ考えた人って天才！
そして同時に、
食べた後、突然ぼんやりして体がだるくなり、全員が眠くなった。
俺たちは自然界にある恵みだけを食べて４５日間暮らしてきた。
マサイ族ほどでは無いけど、身体が研ぎ澄まされて、
化学調味料がこんなにぼんやりするとは思わなかった。
じゃなかったら、こんなに洗脳されるはずがない。
もし俺が総理大臣だったら一気に廃止するけどな。
そのおかげで絶対味覚を持てていて、
化学調味料は、舌で感じるうま味がぼんやりするだけじゃなく、
本当にうまいものは、身体が喜ぶ。身体が喜ぶと、心が喜ぶ。
人間が幸せになるために必要なもの。
≪食欲≫ ≪性欲≫ ≪睡眠欲≫
それを満たすために必要なもの。
≪衣≫ ≪食≫ ≪住≫
どっちにも≪食≫が入っている。
とっても大切なことだ。俺はこれからもずっと、
日本も本来ならいつでも新鮮なものが食べたい時に食べられる。
だって四季がある。山も川も海もある。だから本当は、
だから美味しいものしか食べない。
日本では夏でも冬野菜を食べる。冬でも夏野菜を食べる。
そして身体を休めることができる。
今は一年中なんでも食べられるようになったけど、
マサイ族は１日に何キロも歩く。
なのに疲れてない。そして、病院も薬局もないのに、
マサイの食生活は、
でも、
結局何が言いたいかというと、
そんな知識よりも大事なことは、食べたもののエネルギーが、
だから本当の意味で、≪良い食べ物≫を食べたら、
暗闇でも見えるし、遠くの動物の足音が聞こえる。
１ヶ月続けると、第六感も研ぎ澄まされる。そして、
身体が進化したわけではなく、
日本の食生活は、食べ物を選べる。
だからこそ、選び方を間違ってはいけない。
本当の意味で≪良い食べ物≫を選んだら、
そして、身体の余裕ができたら、心の余裕もできて、
３月２４日 食べ物の話 Ｐａｒｔ ２
４５日間の滞在中に、俺とトッシィ以外はみんな一度は街に出た。
みんないろんなものを食べてきたけど、
頭と体がバラバラになってることに気づいて帰って来る。
村の食材は、食べるものこんだけしかないの？ って思うけど、ここにあるものがこの場所に一番あってる。
街に出たみんなは、頭では食べたいと思っていたけど、
それは食べられない恐怖から出た欲望だった。
それは行った人にしかわからない。
日本は、食べものが溢（あふ）れていて、
でも、子どものうちから糖尿病になる人もいる。
その気候の、その旬なものを、朝採れたそのまんま、
一度でも冷蔵庫に入れてしまった物は、
例えば、野生のイノシシや鹿の肉は、
でも冷蔵庫に入れたらいくらでも食べられる。鶏の卵は、
入れないと半年くらいもつ。
発泡スチロールに氷を入れて保存した場合は元気になれる。
タンザニアではほとんどの人が冷蔵庫を持っていない。
旬なものを旬な時にすぐに食べられる環境こそが、豊かな食生活。
狩猟採集しなくても、土に種が落ちたら芽が出て野菜が出来る。
日本では誰でもそれが出来る。四季があるから。
日本は本当にいい国だ。
・・・＜抜粋終了＞・・・
銀之輔さんの言葉に刺激を受け、私(本山さん)
日本は本当にいい国だ。
・・・＜抜粋終了＞・・・
銀之輔さんの言葉に刺激を受け、私(本山さん)
野生のイノシシや鹿の肉は、
その理由を知りたいと思ったのです。
採取したてを口に入れると「ブワーッ」
鶏の卵も、冷蔵庫に入れるとすぐに腐るが、
単純に冷やすということでエネルギーが無くなるということではな
これは冷蔵庫が電気を動力源にしているからでしょうか。
こうしたことに、私はこれまで全く気づきませんでした。
日本に住んでいてスーパーなどで手に入る食材は、最初から「
人間の手で、まるで工場で製品を作るように、
そうしてしまうと、「ブワーッ」
いやはや、とても興味深いテーマが出てきました。
シェア終わり❗ありがとうございました。
❇️その他、おまけ
